Mash's Life Log

新米パパ(育休1年取得予定)が、育休・育児等の日常生活と英語・資格等の勉強を中心に、男性や社会人に役に立ちそうな情報を発信します。

【男性の育児休業】世帯主・新米パパの私が1年間の育休を取得する理由

数か月先の話になりますが、育児休業を1年間取得することに決めましたので(会社へ申請し、承認済み)、本記事では、私が育児休業を1年間取得する理由を書きたいと思います。

主に、育児休業の取得を検討している男性にとって、参考になれば幸いです。

 

 

私のプロフィール

30歳世帯主・男性、東京在住、サラリーマン。夫婦2人の賃貸暮らし、夫婦共働きです。

3月~4月頃に初めての子供が生まれる予定のため、妻の出産に合わせ、育休を1年間取得する予定です。

 

日本の、男性の育児休業の取得状況

本題に入る前に、男性の育児休業の取得状況についてご紹介します。

 

男性の育児休業取得率 - 7.48 %

このブログにたどり着いた皆様は、既にご存じかとは思いますが、

日本の男性の育児休業の取得率は非常に低いと言われています。

 

日本政府は、男性の育児休業取得率を 「2025年までに30%」 とする目標を掲げていますが、2019年度(令和元年度)では 7.48 %となっています。

 

2015年頃からは取得率が増加傾向であり、今後も増加傾向が続くと予想していますが、2021年現在では育児休業を取得する男性はまだまだ珍しい状況です。

 

参考:厚生労働省 令和元年度 雇用均等基本調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-r01/07.pdf

 

男性の1年以上の育児休業取得率 - 2.0 %

さらに、育児休業を取得する男性の中でも、長期間の育児休業を取得する人は非常に珍しい状況であり、

2015年度の調査では、育児休業を取得した男性のうち、12か月以上の育児休業取得率は、たったの 2.0 % です。

(育児休業の取得率が2015年頃から増加傾向となっていますので、長期間の育児休業取得率も増加していると推測しますが、統計データを見つけることができませんでした。)

 

参考:厚生労働省 平成27年度 雇用均等基本調査
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-27-07.pdf 

 

1年以上の育児休業を取得する男性 - 0.15%

上記データから、育児休業を12か月以上取得している男性の割合は、0.15 %(≒7.48% × 2.0%)となります。

分かりやすくすると、男性1,000人のうち約1~2人、男性10,000人のうち約15人です。

 

私や妻の感覚としても、育休を1年間取ることを話すと、「半年は聞いたことがあるけど、1年間は初めて聞いた」 と反応がありますし、

私の周りで育休を取得している多くの男性が1週間~1か月くらいの取得期間であり、1年間の育休を取得している人は聞いたことがありません。

 

統計データと私の感覚から、私のように1年以上の育休を取得する男性は、非常にレアケースであると言えるかと思います。

 

男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」

男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」

  • 作者:齋藤 早苗
  • 発売日: 2020/08/21
  • メディア: 単行本
 

  

私が1年間の育休取得を決めた理由

ここからが本題です。

1年間の育休を取得する男性が非常に珍しく、また、周囲にもいないのに、

なぜ私が1年間という長期間の育休をしようと決めたのか。

 

考えていくと、いくつかの理由はありますが、

「育休を取りたかったから」 というのが一番の理由です。

 

自分がやっている趣味、スポーツ、ゲームなどを、なぜやっているのか?と質問されたとき、いろいろと理由は思いつきますが、

その理由を深堀していくと、「好きだから」 「やりたいから」 「楽しいから」 としか答えられなくなってしまうのと似ています。

  

私が1年間の育休取得を決めた、具体的な理由

とはいえ、「育休を取りたかったから」 では参考にならないかと思いますので、

もう少し具体的な理由を5つ、以下に記載します。

 

1. コロナ禍であり、妻と二人きりで子育てをしなければいけないから。

妻の妊娠がわかったのが、2020年5~6月。里帰り出産をするかどうか考えましたが、私たち夫婦は、東京で出産することに決めました。

私たちは東京在住、それぞれの実家は遠方です。

平常時であれば、家族に一時的に東京へ来てもらうこともできましたが、東京の新型コロナウィルスの感染拡大は終息する気配は無く(2021年2月現在)、

さらに変異種の流行の兆しもある状況のため、感染リスクの高い東京に来て欲しいとは言えず、夫婦2人で育てるしかありませんでした。

 

2. 妻のワンオペ育児だと、妻が体力的かつ精神的に耐えられなくなりそうだから。

私の仕事は、忙しさに波がある仕事で、終業が21時以降となることもあります。

そうなると、妻のサポート(育児だけでなく、炊事、洗濯、掃除などの家のこと)はできそうになく、妻に頼り切りになり、かなりの負担を妻に強いることになりそうでした。

コロナ禍であり家族に頼ることもできないので、妻が心身ともに疲弊してしまうことは容易に想像がつきました。

妻がワンオペ育児となることを避け、妻の負担を減らすためにも、育児休暇の取得を決めました。

また、2021年内に新型コロナウィルスが終息し、元の状態に戻る可能性は非常に低いと私は考えているので、できるだけ長い間、妻のサポートをしたいと思っています。

 

3. 妻だけでなく、私の体力的にも、仕事と子育ての両立は辛そうだから。

私の同僚には、子育てと仕事を両立している父親もいます(しかも子供が2人いる方も)。

両立している同僚のことは尊敬しますが、在宅勤務をしていても、睡眠時間は毎日4~5時間程度となっているようで、体力的にはかなり大変そうに見えました。

私は、睡眠時間は最低でも6時間は欲しく、通常は7~8時間、休日だと9~12時間眠ることもあります。

睡眠時間に対して同僚は、「慣れる」と言っていましたが、私にはちょっと無理そうだと感じました。

 

4. 自分の初めての子供と妻と、できるだけ一緒にいたいから。

私は妻が好きです。好きだから付き合って、結婚しました。

仕事にも恵まれ、忙しくも楽しく仕事をしていますが、仕事と家庭のどちらかを取るならば、「家庭」と即答します。

そんな私なので、できるだけ家族と一緒にいたい。

生まれてくる初めての子供とも、できるだけ長い時間、一緒に過ごしたい。

その希望を満たすため、育児休業の制度を目一杯使うことにしました。

 

5. 仕事から離れ、ゆっくりできるかもしれないから。

「自分のことばかりでなく、子どもや家のことを考えて」 と怒られそうですが、

育児休業を長期取得することにより、普段よりも自分の時間を多く作れるかもしれない、という甘い考えも今はあります。

具体的には、資格や語学の学習、ブログ等へ時間を使い、会社に固執しない働き方ができる足掛かりを作りたい。

とはいえ、同僚の話を聞いていると、実際は子育てが大変すぎて、自分の時間はほとんど取れないかもしれませんが、仕事と子育てを両立している状況と比べれば、自分の時間はあるのではと思っています。

 

まとめ

上記の具体的な5つの理由をまとめると、

「コロナ禍において夫婦2人で子育てをしなければならない状況で、妻と私の身体的・精神的な負担を軽減し、家族との時間と自分の時間を作るため」 に、

私は1年間の育児休業を取得することに決めました。

 

個人個人で様々な事情はあると思いますが、育休を取りたいと思うならば、期間を問わず、取ればよいと私は思います。

理由は後付けで構いませんし、有給休暇と同じように、「休みたいから休む」という気持ちで良いのではないでしょうか。

 

金銭面や仕事面への不安は少なからずありますが、それはまた別の記事にて書きたいと思います。

育児休業の長期取得を検討されている男性にとって、私の取得理由が参考になれば幸いです。

 

総務担当者のための産休・育休の実務がわかる本

総務担当者のための産休・育休の実務がわかる本

  • 作者:宮武 貴美
  • 発売日: 2019/10/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

© 2021 Mash's Life Log All rights reserved