Mash's Life Log

新米パパ(育休1年取得予定)が、育休・育児等の日常生活と英語・資格等の勉強を中心に、男性や社会人に役に立ちそうな情報を発信します。

【男性の育児休業】上司・同僚・会社への1年間の育児休業の希望を伝えるタイミング

前回の記事では、1年間の育児休業を取得する理由を書きました。

本記事では、1年間の長期の育児休業の取得にあたり、会社と上司へ伝えたタイミングについて書きたいと思います。

育児休業の取得を検討している男性にとって、参考になれば幸いです。

 

前回の記事はこちら。 

www.mashlife2018.com

 

 

私のプロフィール

30歳世帯主・男性、東京在住、サラリーマン。夫婦2人の賃貸暮らし、夫婦共働きです。

3月~4月頃に初めての子供が生まれる予定のため、妻の出産に合わせ、育休を1年間取得する予定です。

 

育休の希望を直属上司に伝えたタイミング ~7か月前

結論から言うと、出産予定日(育休の取得開始日)から6~7か月前に、直属の上司へ伝えました。

早すぎるかな?とも思いましたが、育児休業の期間が1年間と長期間であることから、できるだけ早めに伝えることにしました。

 

この記事を書くにあたり、男性の育休取得の伝えるタイミングについて調べましたが、「できるだけ早い方がよい」「理想は半年以上前」などと書かれた記事を複数見つけたので、私が伝えた6~7か月前は理想的なタイミングだったのかなと振り返っています。

 

私が伝えたのは妊娠初期の段階でしたので、流産などの可能性もゼロではありませんでしたが、順調に進む前提で、育休取得の希望を伝えました。もしも、何かあった場合には、そうなったときに、上司に相談・報告したらよいかと思います。

 

できるだけ早く、上司に伝えた方がよい理由

上司の視点

上司の視点では、私が早く伝えれば伝えるほど、私やチームの仕事量や人員配置を調整する時間を取ることができます。

具体的には、私の後任を探す、新規営業をやり過ぎないようにする、新規案件を受けすぎないようにする、といった調整ができます。

 

私の視点

私の視点では、早く上司に伝えるほど、自分の気持ちがスッキリした状態で日々の業務ができます。

「上司に早く言わないと…」 と考えながら仕事をしていると、地味にストレスになりますし、仕事の生産性にも影響があるかと思いますし、遅くなればなるほど、出産の準備などで忙しくなりますので、取得希望は早く伝えてしまうのが良いです。

 

早く伝えないとどうなるか

育休取得開始日の1か月前や2か月前のギリギリに、「1年間、育休を取得したいです。」 と伝えたとしても、忙しい時期であったり、人員に空きが無かったりした場合には、上司が仕事量や人員配置を調整する時間、新規採用する時間が無く、困ってしまうことになります。

仮に、育休を希望通りに取得できたとしても、上司や同僚の負荷は高くなり、迷惑をかけてしまうことになりますし、気持ちよく育休に入れなくなります。

最悪の場合、育休を取得できない、育休開始が後ろ倒しになる、育休期間が短くなる、といったことも考えられますので、できるだけ早く伝えた方がよいと私は思います。

 

 

私が直属上司に希望を伝えたときの状況

私の場合は、上期の人事考課のタイミングでしたので、上司との1対1の人事考課面談のときに伝えました。

具体的には、人事考課に関する話が一通り終わったあと、以下のような会話をしました。

 

 上司 「何か困っていることや、相談ごととか、何かある?」

 自分 「実は今、妻が妊娠していまして、出産予定日は〇月〇日です。」

 上司 「そうなの?おめでとう!」

 自分 「ありがとうございます!そこで、妻と相談したのですが、出産予定日の〇月〇日から育休を取得したいと考えています。」

 上司 「そうなんだね。〇月って、かなり先だね。」

 自分 「そうですね。まだ妊娠初期なので、今後どうなるかはわかりませんが。」

 上司 「期間は、どのくらい取るの?数週間?1か月くらい?」

 自分 「期間は迷ったのですが、思い切って1年間、取得したいと考えています。」 (※言い切る)

 上司 「1年?!それは思い切ったね。だけど、君も知っているように、皆の業務が忙しいなか、1年間も抜けられると困ってしまうな…。短時間勤務や在宅勤務などで調整することは難しいの?」

 自分 「そうですよね…。業務の状況は分かるのですが…、コロナ禍なので両親のサポートも得られないので、妻だけで育児をするのはかなり心配なので、できるだけ私もサポートしたいと考えています。短時間勤務や在宅勤務も検討はしましたが、仕事も家庭もどちらも中途半端になりそうですし、仕事のパフォーマンスも落ちると思っています。妻と相談した結果、今回は家族を優先して、育休を取りたいと考えています。」 (※言い切る)

 上司 「そうか…。育休中の収入は大丈夫なの?会社からは給料は出ないよね?」

 自分 「はい、会社からは出ませんが、国からの給付金があります。」

 上司 「給付金で足りるの?そんなにもらえないよね?」

 自分 「まあ、働き続けるよりは収入は下がりますが、月〇万円くらい頂けるようなので、収入が下がってでも、家族を優先します。」 (※言い切る)

 上司 「なるほど…。君の希望はわかった。より上の上司とも話をしてみるが、状況によっては調整させてほしい。」

 自分 「わかりました。」

 

上司に伝えるときに意識したこと 

上司に伝えるときに意識したことは、以下3つです。

 ・希望を言い切ること

 ・妻と相談して決めたことであること

 ・もし反対意見を言われても決して屈しないこと

 

結果としては、上司と、さらに上の上司も理解してくれ、希望通りの1年間の育休を取得することになりました。上司たちには感謝しかありません。

 

同僚へ育休を伝えるタイミング ~3か月前

上司や会社の了承を得られたことと、妊娠の経過も良好で、安定期も後半に入ってきたので、次は同僚や仕事で関わる人たちに伝えていきました。

そのタイミングは、私の場合は、育休開始日の約3か月前で、所属部署の全体ミーティングの場でした。

 

事前に上司に対して、「ミーティングの場で、部署の人たちに育休のことを伝える予定です」と相談したうえで、

ミーティングの最後に時間をもらい、妻が妊娠中であることと育休を1年間取得する予定であることを伝えました。

遅くはないタイミングだとは思っていますが、関係が強い人にはもう少し早く言っても良かったかな、と反省しています。

 

皆に伝えたときの反応は、「おめでとうございます!」「自分も育休を取ったけど良かったよ」 という言葉が圧倒的で、同僚にも恵まれて本当に良かったと感じています。

(まあ、皆さん大人なので、その場では言わないだけで、1年間の育休に対して思うところはあったと思いますが)

 

業務の引継ぎについて

業務の引継ぎについては、私が幸運な状況だったのですが、

育休の取得開始日の数か月前に、私がメインで携わっている仕事が一段落するタイミングだったので、後任への引継ぎはほとんどありませんでした。

 

サブで関わっていた仕事がありましたが、こちらは上司と相談し、「経験を積む」という名目で同僚を巻き込み、私ではなくても業務が回るように調整をしました。

また、同僚や後任者が業務を回せるように、マニュアルを作成してり、気を付けるべき内容をまとめるなどし、資料に残していました。

同僚には少し申し訳ないなと思いながらも、しっかりとやり切ってくれ、とても感謝しています。

 

このようにタイミングが良かったことと、同僚や上司のおかげもあり、スムーズに育休に入っていける状況を作ることができました。

私の例は特殊かもしれませんが、上司に育休取得希望を早く伝えておくと、引継ぎもよりスムーズになります。

もし、引継ぎに時間がかかる場合などは、同僚に伝えるタイミングも、育休の3か月前と言わず、早く伝えるに越したことはありません。

 

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会社へ育休を伝えるタイミング ~2か月前

上司たちの承認があり、同僚にも伝えたので、残りは会社(人事部)への手続きのみです。

制度上は、1か月前までに申請したら良かったのですが、直前になってバタバタするのも嫌だったので、2か月前に申請をしました。

上司やその上の上司、同僚とは既に調整済みでしたので、数日後に何の問題もなく受理されました。

受理された後は、妻の出産後に必要な書類などの説明を受け、無事に手続きを終えることができました。 

 

まとめ

以上が、私が上司・同僚・会社へ、1年間の育児休業を伝えたタイミングでした。

 

私の場合は、上司には6~7か月前、同僚には約3か月前、会社には2か月前でしたが、一人ひとりの状況に依って、適切なタイミングはあるかと思います。

 

ですが、1年間という長期の育児休業であり、まだまだ長期の男性の育休はレアケースであることから、希望を伝えるのが遅くなればなるほど、上司、同僚、会社に迷惑がかかりますし、自分自身も大変な思いをすることになります。

 

そのため、育児休業を取得することを決めたら、できるだけ早く、関係の強い人たちから順番に伝えていくのが良いでしょう。

 

もし何かを迷っている場合や未確定事項がある場合には、上司に取得希望を伝えたうえで、随時相談しながら話を進めていくとスムーズかと思います。

 

育休の取得希望について、上司・同僚・会社へ伝えるタイミングを迷っている人にとって、参考になれば幸いです。

 

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